まちへ出てフリーで振る舞う
「第三の趣味」が世界を変える.

みんなの
パーソナル屋台


the third interest 
A personal stall can change the world.

「パーソナル屋台」をどこに出して、
どんな人が集い、どんな場が生まれたかをアーカイブ!



郊外の住宅街で珈琲を

Eureka, Maru。architecture設計の集合住宅オープンハウス

2015.11.15 / coffee:230

建築家の皆さんは、建物が竣工したときに「オープンハウス」と称した関係者向けの見学会を行います。通常、来場者は受付を済ませ見学をはじめるのですが、途中知り合い同士がすれ違うことがあっても、その後、来場者が溜まったり、一息つく場所がないので、タイミングがずれれば、そのまま帰ってしまうことも少なくありません。それはあまりにももったいない機会だと、いつも私たちは思っていました。

せっかくひとつの建物が誕生したその日に多くの人が集まるのだから、最後は来場した人同士が一緒に一杯の珈琲を片手に外観を眺めながら、その建物について話すのはどうだろうか。そんな夢見た風景が叶った一日となりました。ここに誕生した集合住宅のまちに対する開かれ方は、私たちの「パーソナル屋台」の理念と、とても重なるところもあって、一階角のピロティに設えた私たちの「パーソナル屋台」は、もとからそこにあったかのような佇まいとなりました。当日はとにかく多くの人で賑わいました。「これは何をされてるんですか?」とパーソナル屋台を介して、まちの人が見学していったこともまた嬉しいことのひとつでした。


今回は、あくまで建物が主役。だから、いつものお花マグネットは無しに。ふたつの路地の角にできるだけ出して、視認性を高めて、まち角全体がひとときの縁側カフェのようになることを目指しました。


建築設計に携わる方々からオーナーの関係者、そして周辺にお住まいのまちの人まで、さまざまな人に珈琲(合計230杯)を手に取っていただきました。午後は家族連れも多く、小さなお子様にはチョコレートを振る舞いました。






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大手町オフィスビル街で珈琲を

UR×ゲール・アーキテクツ、大手町川端緑道プレイスメイキング社会実験調査

2015.11.07 / coffee:200

大手町の再開発に伴って、2014年4月に神田と大手町を分ける日本橋川に沿って整備さてたのが「大手町川端緑道」。私たちの事務所から徒歩圏内ということもあり、大手町で降りてはたまに歩いていました。けどせっかくの緑道が人通りもまばらなのを見る度に、いつか、こういう公開緑地のような場所で、パーソナル屋台を出したいねと話していました。そんなとき、その場所で行われるという、UR×ゲールアーキテクツによる社会実験に参加させていただくことになったのです!まさにこの緑道を使われ方の実験として、私たちのパーソナル屋台を出し、人の賑わいがどれほど創出されるかをリサーチするというものでした。

パーソナル屋台を都市の中で移動させ、屋台の内側から人を観察していると、いろんなことが見えてきます。大手町の皆さんは全体的に少し緊張されているように見えました。きっと日常の中でも知らない人に街の中で話しかける、かけられることなんて、ほとんどないのだと思います。だから最初は「これ?なんだろう?」とうかがう感じで、パーソナル屋台にアクセスしてきてくださるのですが、一度話しかけてしまえば、あとは緊張ほぐれた笑顔がこぼれます。


コンパクトにおさまった私たちのパーソナル屋台、その名も「マイパブリック屋台」をコロコロと転がしながら、神田から大手町まで。途中すれ違うグリコのおばさんや佐川急便のお兄さんに、妙な親近感を持ってしまいます。


到着したら、日本橋川を背にパーソナル屋台を展開。今日はちょっと派手目に、広めに。


OLさんからサラリーマンまで、11〜15時まで人が途切れることがなく、お昼時は長蛇の列に。いつもは閑散としている緑道に、一杯の珈琲で生まれるひとときの賑わい。(しかし、まったく撮影する時間がなく写真がありませんでした。)この日のために周りにテーブルと机が設えられていたら、さっそく10人ほどの会社員の皆さんがお弁当を楽しげに広げていました。本当にいい光景です。例えば、月曜日の朝数時間だけでも、私たちは趣味としてここで珈琲を振る舞い続けたいと思いました。





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隅田川沿いの公園でジュースとミロを

威風DoDo

2015.10.12 / miro:100, Juce:50

汐入公園にて行われた「威風DoDo」というピクニック形式の演劇に参加しました。このイベントは、参加者の若手アーティストや地域住民が、とにかく公園で堂々と立つことが求められ、それ自体を演劇とされるもの。というわけで、私たちは堂々と「パーソナル屋台」で振る舞いったというわけです。

といっても、隅田川沿いに広がる会場の汐入公園は、いつものように誰もが入れる状況です。週末で、しかも近くでお祭りがあったこともあって、とにかくたくさんの子どもたちと出会いました。お湯が使えないことが直前にわかり、最初はエルダーフラワーのジュースを振る舞っていたのですが、これはあっという間に終了。考えたあげく途中から急遽ミロに変更しました。これが大当たりで、子どもも大人も、ミロからさまざまなお話ができました。


だだっぴろい公園では、ある程度目立たなくては、人が寄ってきません。そこで今回は、できるだけ領域を広く取り、樹木も一体で場をつくることを意識しました。


エルダーフラワーのジュースとミロを合計150杯振る舞いました。どの子どもたちも人なつこかった。まちづくりに関わるおじさんたちも、とても印象的でした。子どもからお爺さんまで、これまでで一番幅広い世代の方たちと出会えた時間でした。こんないろんな人たちと話せるなんてことは、普通の生活をしていたらできません。本当に楽しく、喜びを感じる幸せな時間でした。






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蒲田の住宅街でコーヒーを

カマタブリッヂオープニングイベント

2015.6.21 / coffe:80

蒲田駅から徒歩10分ほどの住宅街につくられた、まちに開かれたものづくり工房「カマタブリッヂ」のオープニングイベントで、工房の軒先の小さなスペースをお借りしてコーヒーを振る舞いました。このときはまだ正式な「パーソナル屋台」は設計、製作中だったので、それまで試作を続けてきたIKEA製品の組み合わせたもので出動しました。


基本はIKEAのタオルかけ2つにお盆を載せるというスタイル。その他道具一式をIKEAのカート用の青いバックに入れてカートに装着して移動します。「何かをやっているが」を人に認識してもらうには、どうやらフレームが必要だということにも、このころはじめて気付きました。そう、まちのタバコ屋のように。しかし、フレームはありません。そこで、このときはガーランドと事務所の向かい側にあるお花屋さんで購入したお花を飾りました。


イベントに出演された建築家の方やまちづくり関係の方、そしてさまざまな分野の参加者の方々にコーヒーを合計80杯振る舞いました。コーヒーのチカラにもここで気付かされました。まさに一息つくという感じで、互いの話もリラックスしてできるようでした。幅1メートルほどのちょっとした軒先に写真のような風景が広がったときは、感動しました。

予想以上に「ここは何ができるの?」と通りがかりのおばあさんやおじさんが何人も声をかけてくださったことも、大きな収穫でした。まちの中に普段見ない何かが佇んでいても、そこに可愛らしさや触れ易さがあれば、人は怪しまずアプローチをしてくれるようです。要はたたずまい方のデザインと、内側に立つ人の振る舞いが大事だということがわかりました。






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