横浜トリエンナーレ2008 イエノイエ学生ワークショップ「しゅうまい2008」

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更新日 2009-02-14 | 作成日 2007-10-02

横浜トリエンナーレ2008 イエノイエワークショップ

学生ワークショップ『しゅうまい2008 : 家ー隠れた日常を考えるー』

 ワークショップ「しゅうまい2008 -「家」隠れた日常を考える -」は、10月11日(土)の午後、横浜トリエンナーレ2008「インフォメーションセンター・イエノイエ」(建築設計:平田晃久建築設計事務所)前広場にて開催されました。企画は建築家の菊地宏さん+mosakiで、当日の運営はmosakiが行いました。内容は、建築を学び始めたばかりの1年生から大学院生まで、誰もが楽しめるもの。さまざまな大学の学生に参加いただき、普段、直接話ができない建築家の方々とも自由にコミュニケションを図っていただける「場」をつくりました。

workshop2008CR.jpg - - ワークショップ「しゅうまい2008 - 「家」隠れた日常を考える - 」- -

1995年,東京理科大学神楽坂校舎ではじまった伝説の住宅設計ワークショップ「しゅうまい」。毎週住宅をつくるというモットーのもと、毎週テーマを決め、それについて簡単な模型と図面をつくり、みんなで発表し合い批評し合うワークショップでした。1997年に活動を停止するも、全国に支部という形で暖簾分けをし、現在も日本全国で活動が行われています。現在、新進気鋭の若手建築家の中にも、当時「しゅうまい」にかかわっていた人たちが多く、今回行われる「しゅうまい2008」では草創期のメンバーが講師として勢揃いします。

■講師
・石上 純也(石上純也建築設計事務所)
・菊地 宏(菊地宏建築設計事務所)
・高木 俊(高木俊建築設計室)
・中川 純一(日祥工業)
・中村 竜治(中村竜治建築設計事務所)
・平田 晃久(平田晃久建築設計事務所)
 進行:mosaki(田中元子+大西正紀)

■日時:2008年10月11日(土)15:00〜18:00
■会場:イエノイエ前 屋外芝生広場
■対象:建築を学ぶ学生・大学院生
■定員:50名(先着順)■参加費:500円

ワークショップ内容

課題


 都会には色々な姿があり、「家」には様々な日常があります。そこでは、例えば、楽しく、おかしく、悲しく、寂しく、そして時には人に見せることができない、実に多様な人間模様が起きています。しかし、私たちはそれらを囲う建築は観ても、その中で起きていることの全てを観ることはできません。このワークショップでは、普段見ることのできない日常シーンを考え、競い合います。
 今回は、まず30cm×30cm×30cmの家型模型(縮尺1/20)を設定します。参加者のあなたは、その枠の中に、ある2つの部屋(空間)とそれに合うシーンを作ってきてください。模型は必ず4つの立面のうち、1面のみを開き、内部が一方向から覗けるように作ってください。そして、覗き込むことでドラマが感じ取れるような「家」をつくってきてください。2つの部屋それぞれにどんなハプニングを描くのか、2つの部屋の関係性も含めて、すべてあなたにおまかせです。あなたの描くストーリーで、面白可笑しく、つくりこんでください。そして、覗いたときに、そこにどんなハプニングなシーンが広がっているのか、いかに面白いシーンを見せることができるか、人を笑わせることができるかが、このワークショップでは大きな1つの評価軸となります。
 建築を難しい言葉で表現するのでもなく、また建築の形態を試行錯誤するだけでもない、隠れた日常から建築を発想するおもしろさを体現します。建築をつくる発想の起点を改めて見直す、よい機会となるでしょう。

出題 : 菊地宏(建築家・菊地宏建築設計事務所)



ワークショップの流れ

参加者は、30cm×30cm×30cm(縮尺1/20)の家型模型を作ってきてください。当日は、持参していただいた家型模型の1つ1つをイエノイエ周辺の屋外芝生広場に展示します。ゲスト講師陣が投票を行い、上位からプレゼンテーションと講評をしながら、そこに展開されるシーンと空間について議論を行います。入賞者には、菊地宏氏お手製のトロフィーをはじめ賞品が贈られます。

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