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建築タブロイドマガジン『awesome!』
2014年6月23日、創刊!



 本誌、建築系タブロイドマガジン『awesome!(オウサム)』(月刊)は、2014年6月23日(月)にmosakiの田中元子と大西正紀によって創刊されました。

 私たちが愛してやまない建築は、変わりゆく社会の中で変わらず魅力を輝かせる一方、さまざまな問題を抱え持って、この21世紀に突入しています。どの分野で、活動するひとも、なんとなく怪しい雲行きを感じて、ぼんやりとした不安を抱えている時代です。建築の世界でも、同じことが起きています。そのことを私たちは、「建築がヤバい」と表現しています。

 では具体的に、何がどうヤバいのか?悪い意味でヤバくならないために、何ができるのか?そこで、まず一年目は、「っていうか、建築ヤバくない?」をテーマに、良い意味でヤバい方々へのインタビュー2万字を届けることとしました。

 次の時代の建築を切り開こうとしている人たちが、今、何を考え、何をしているのか。こんなことを、専門、一般に関わらず、建築をとりまくすべてのひとと共有したい。モヤモヤした霧を、少しでもすっきりさせたい。良くも悪くも、今を、現実を見たい。それが、活発な議論や、何らかの原動力になってくれたら、と思っています。

 既存の建築メディアで語られるのは、主に自身の紹介やプロジェクトについて。でも「ヤバくない?」について、建築がつくられる「今」について語り尽くすパブリックな場は、今のところ『awesome!』だけです。私たちは建築が、建築するひとが、しあわせを目指している存在だと信じています。

 『awesome!』は、できるだけ多くの方々、特に未来を創る若い方々に手に取っていただきたいと企画されました。そこで現在は、全体部数の約95%を全国の教育機関等へ無料配布し、残りを書店やネットショップにて販売する形を取っています。

 建築を学んだり、携わったりしている人々、ひとりひとりに、あなたとシェアしたい、あなたとコミュニケーションしたい。そんな気持ちを込めて、このタブロイドを届けます。

2014.06.23

オウサム
編集長 田中 元子
副編集長 大西 正紀

「awesome!」編集長


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田中 元子・Motoko "HANA" TANAKA
(建築コミュニケーター)

略歴:1975年、茨城県生まれ。高校卒業と同時に家出し、フリーター時代にスペイン人建築家カンポ・バエザの作品集に出会い、建築に惹かれる。以後、建築界の多様な人々とのコミュニケーションを介し、独学で建築を学び続けている。2000年、同潤会青山アパートメントの保存再生活動「DO+」共同主宰。一年間のロンドン生活を経て、2004年、mosaki共同設立し、ライターとしての活動を始める。2004-2005年、後藤繁雄スーパースクール8期生。2007-2008年、co-labクリエイティブファシリテーター。2009年-日本建築学会文化事業委員。2010年から「けんちく体操ウーマン1号」。主な著書に『建築家が建てた妻、娘のしあわせな家』(2014|エクスナレッジ)、共著に『けんちく体操』(2011|エクスナレッジ)、主な連載に『妻・娘から見た建築家の実験住宅』(2009-2011|ミセス・文化出版局)ほか。2013年、日本建築学会教育賞(教育貢献)受賞。エッジーな発言とアツい文章をたずさえて業界内外を駆け回り、執筆、司会、プロデュース、イベント企画など、さまざまに活動中。近年は、お酒が飲めない人だけを集めた飲み会「飲めナイト」や事務所の一角に三席限定のバーをつくり、ミクソロジストとして建築物や建築家をカクテル化した「建築カクテル」を振る舞うなど、コミュニケーションをデザインすることもライフワークとしている。



「awesome!」副編集長


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大西 正紀・Masaki ONISHI
(編集者/クリエイティブディレクター)


略歴:1977年、大阪府生まれ。鍵盤楽器の演奏者を断念し、音に関わる仕事に就きたいと、日本大学理工学部建築学科へ入学。間もなく設計デザインの虜となる。建築家・高宮眞介の研究室に所属。2003年、日本大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了。修士設計“駿建賞”受賞。卒業後、渡英。2003-2004年、Ushida Findlay Architects(UK)勤務。2004年、mosaki共同設立。2004-2007年、日本大学理工学部建築学科助手。2010年より「けんちく体操マン2号」。2007-2009年、日本建築学会編集委員会委員。2011-2014年、日本建築学会建築教育委員会委員。2013年、日本建築学会教育賞(教育貢献)受賞。学生時代から設計に没頭する傍ら、“良いアイデアは浮かんだらすぐに実行する” をモットーに、スピードを持ってモノゴトを編集、発信することを基本に活動してきた。溢れるアイデアをmosakiのプロジェクトとしてカタチに落とし込むべく企画、編集、ディレクションをホリスティックに束ねながら活動している。主な編集に『地域社会圏モデル』(2010|INAX出版)、『けんちく体操』(2011|エクスナレッジ)、建築家の絵本シリーズ(2011-|平凡社)、ウェブマガジン『雨のみちデザイン』(2012-|タニタハウジングウェア)など。



「awesome!」をつくるmosakiって?

「awesome!」を制作するmosaki(モサキ:http://mosaki.com)は建築を中心に、デザイン、アート、インテリア、プロダクトなどの専門分野と一般の人々ととをつなぐことを探求、実践するクリエイティブ・アクティビスト・ユニットです。主にイベントづくりやメディアづくり、またさまざまなコーディネートやキュレーションを行っています。メンバーは、田中元子(建築コミュニケーター)と大西正紀(編集者/クリエイティブディレクター)です。専門分野は建築です。建築をつくる人や建築の世界を支える人、建築に関わるものごとを扱う人に寄り添いながら、革新的でハッピーなモノづくり、コトづくりをして、役に立ちたいと考えています。


連絡先は<こちら>より

配布場所・販売場所について

主な無料配布先(建築系教育機関)のリストと販売場所について、まとめていきます.

各号の内容について

各号のアーカイブをこちらにつくっていきます.

あいさつとメンバーの紹介

編集部のメンバーを紹介します. 私たちは今後、さまざまな分野の人たちも巻き込んで一緒につくっていくことができればと考えています. また、合わせて各大学・教育機関から、学生の応援隊「オウサム隊」を後日募集したいと考えています.